ジム開業には、開業資金を始め、法律やリスク管理、安全対策など多くの準備が必要です。
そこで、今回こちらの記事では、開業前に知っておくべき法律やリスク管理などについて詳しくご説明します。
ぜひ、これからジム開業を目指す方は、失敗しないジム経営につながるように、こちらの記事を参考にしてください。
ジムを開業する方法
始めに、ジムを開業する方法について見ていきましょう。
ジムの開業には大きく分けると、下記の2種類が考えられます。
・フランチャイズ
・個人
それぞれ詳しくご説明します。
(参考;ジムを開業する方法は?流れや必要な資格・届出、資金についても解説!)
フランチャイズ
フランチャイズとは、本部に加盟して加盟金やロイヤリティを支払うことで、本部のブランド名やノウハウを使って開業していく方法です。
主に、下記のようなメリットがあります。
・有名企業の看板を使えるため、集客がしやすい
・経営や運営のサポートが受けられる
そのため、未経験者でも成功できる確率が高いのが特徴です。
一方で、次のようなデメリットも考えられます。
・加盟金を支払う必要がある
・毎月売上の一部がロイヤリティとして発生する
・ランニングコストが高額になる
・本部の方針やルールに従って運営しなければならない
そのため、資金面の問題をクリアしていくことや、経営の自由度が低くなることも考えなければいけません。
個人
個人開業は、屋号名や経営方法、設備や料金形態、集客など自分で考えて運営していきます。
個人開業の場合は下記のようなメリットがあります。
・加盟金やロイヤリティが不要
・開業資金やランニングコストを抑えられる
・自由に自分のジムを運営できる
そのため、ジムを一から作りあげていく楽しみがあります。
一方で、下記のようなデメリットもあります。
・フランチャイズ本部からのサポートが受けられない
・経営や運営の難易度が高い
・知名度が低く集客が難しい
特に、集客に関する問題に直面することが多いです。
ジム開業前に知っておくべきこと
次に、失敗しないジム経営を目指すために、ジム開業前に知っておくべきポイントをご紹介します。
・事業計画を立てる
・資格や許認可
・物件選び
・開業費用
・リスク管理
・安全対策
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
事業計画を立てる
始めに事業計画を立てる必要があります。事業計画はこれからのジム経営の将来を担うためにも非常に重要です。
主な事業計画の内容は以下の通りです。
・コンセプトの決定
・客層
・料金設定
・経営、運営方法
・開業資金
など
なお、開業資金について融資を受ける必要がある場合は、事業計画書を作成してから金融機関からの融資を受けなければなりません。
(参考;トレーニングジムの経営に資格は必要なのか?資金・設備・届け出など用意するものを解説)
資格や許認可
ジムを経営する上で必須となる資格はありません。そのため、ジム経営は参入しやすいビジネスと言えるでしょう。
ただ、税務署など市区町村役場や保健所、消防署への許認可が必要になることがあります。
そのため、ジム開業において許認可を事前に確認しておくことが必要です。
また、店舗がジム使用可能かどうかや、床の耐久性や防音効果なども確認事項として大切です。
物件選び
ジムの物件選びは集客や売り上げに大きく影響するため、非常に重要です。
アクセスの良さや競合施設の有無なども事前にチェックし、適切な立地を選ぶようにしましょう。
なお、物件の所有者と賃貸借契約もしくは売買契約を締結したら、店舗をつくりあげていく工程に入ります。
その際には、ホームページやチラシを作成して集客も行う必要があります。
開業費用
ジムを開業する際の費用として「初期費用」と「運営費用」が必要です。
なお、ジムを開業するための初期費用は、立地・規模・装備のレベルによって大きく異なります。
規模が小さい場合は約300〜500万円、規模が大きい場合は約2,000〜3,000万円程度が目安です。
また、これらの費用には物件取得費やトレーニング機器の購入費用なども含まれます。
さらに、ジムの運営には運営費用が毎月発生します。
運営費用は、ジムの規模や立地によっても変動しますが、一般的には月額70〜100万円程度が目安になります。
そのため、事前に運営費用を考慮した上で、安定した収益を上げるための戦略を検討する必要があるでしょう。
(参考;ジムを経営したい!利益が出る仕組み、開業の費用や手順、成功事例を解説)
リスク管理
特に個人経営の場合、無理のない規模のパーソナルジムを開業することが大切です。
1年目から年商何千万を達成した事例もありますが、規模を大きくし過ぎると経営上のリスクが高くなってしまいます。
また、最初は固定客の数も多くは見込めないことが予想されるため、初期費用を可能な限り抑える事が良いでしょう。
そのため、マンション1室の小規模なジムから始めてみるのもおすすめです。
安全対策
安全対策は、トラブルの防止につながります。
なお、一般的にジムの安全対策と言うと、物理的な事故によるケガなどの回避がイメージされます。
特に、ジムでは重量のある金属製の器具が多く使われます。
そのため、誤ってトレーニング器具を落下させてしまうことも考えなければいけません。
その他、器具の誤使用や過剰な負荷、利用者のマナー不足などによるリスクは、可能な限り低減させる必要があります。
もし、ジム側のミスでお客様がケガをすることになると、賠償責任を負うことになるため、施設賠償責任保険に加入することも大切です。
(参考;利用者を安心させられるスポーツジムの安全対策とは?手軽な施策も紹介)
(参考;スポーツクラブやジムで施設賠償責任保険を利用し、補償を得る内容)
まとめ
ジム開業は、お客様のボディメイクを叶える手助けができる素敵な仕事と言えます。
そのため、今回ご紹介しましたジム開業前のやるべきポイントを参考にしながら、ジム経営の成功にお役立てください。
最後に、ジム経営をフランチャイズで考えている方も個人経営を考えている方も、ジム経営の参考になるACCESS GYMをご紹介します。
ACCESS GYMは、従来のスポーツジムとは異なり、完全貸し切りでトレーニングマシンが使える進化形のスポーツジムです。
ACCESS GYMは、レンタルジムになるため、個人や仲間、あるいはパーソナルトレーナーと一緒にトレーニングを展開することが可能です。
ぜひ、これからジム開業を考えている方は、ACCESS GYMを参考にしながら、あなたが目指すトレーニング空間を作り上げていきましょう。
(参考資料)
文中記載